VARの明暗

昨年のワールドカップ辺りから定着しつつあるVAR(ビデオアシスタントレフリー)。得点やPKの重要なシーンにおいて微妙なシチュエーションにおいて個室にいる審判が主審にインカムで確認を取り、映像の確認が必要と判断された場合リプレイ映像を確認するシステムだ。
リーガ、セリエAなどでは既に導入されており、CLでは今季の決勝トーナメントから前倒しで導入された。プレミアでは来シーズンからの導入が決まっている。
微妙なシーンでの誤審がなくなり、判定に関しての論争がなくなるこのシステム。しかしながら大きな課題も抱えているのが現状だ。
課題というのはレフリーそれぞれの判断基準が曖昧な部分だ。VARの映像確認をせず、判定するレフリーいたりもして細かな部分での基準がバラバラだ。もう少し、しっかりとしたルールを作らなければ誰もが納得する判定は永遠に出来ないだろう。
そもそもVARにチャレンジ制度を入れてみるのはどうだろうか。プロ野球では監督がビデオ確認を試合中3回求めることが出来る。
またインカムでアシスタントレフリーの確認があれば必ず映像確認するという制度も必要だ。CLベスト16の2nd legのマドリー対アヤックスでアヤックスの3得点目でタッチラインを割ったか割ってないかで主審はインカムの確認のみで得点を認めたシーンがあった。驚いたのは映像確認をせず、試合を続行したことだ。あのシーンはかなり微妙なシーンで自分の目で確認するべきだったはずだ。このようにレフリーによってのVARにおける基準は無茶苦茶になってしまっている。
また前々から言われているのはVARの確認で試合が止まり、流れを切ってしまうことだ。
確かに確認するためには試合を止めなければいけない。しかしこれは誤審をなくすためのVARでありこれを否定してしまうと今までの誤審がなくなることは今後もない。しかし今後の為にも世界でVARの共通認識を持たなければ試合を潰しかねない。課題残るVAR。今後の動向を追いたい。

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