果たして復活は…
今年6月に行われたCL決勝を覚えているだろうか。リバプールサポーターは決して忘れることができない日になっただろう。そう、GKカリウスの致命的なミスが勝負を決めてしまったと言っては過言ではない。スコアは1−3でレアルマドリーがCL3連覇達成。もちろんカリウス自身、ミスをしようとしてプレーをしていたわけではない。しかし、世界ではこのドイツ人GKに批判を浴びせた。SNSでは、殺人予告の文面もあった。それでもクロップ監督をはじめ、チームメイトやOBから擁護や励ましの声があった。それでも傷は癒えなかったのか。
プレシーズンマッチで再びミス。イングランド4部のトランメア・ローバーズ戦で正面に飛んできたボールをキャッチできず弾いてしまう。セカンドボールを詰められ、まさかの失点。続くICCのドルトムント戦では相手の目の前にボールをパンチングしてしまうミス。このミス含む3失点で敗れているのだ。
当然こんなにミスが続くと批判の声は強まる一方だ。致命的なのはカリウスの精神状態だ。自身を全く取り戻せないのか、ピッチ上でも自信なさげだ。引きずる気持ちは理解できるがいい加減前を向かなければいけない。まだ24歳で未来もあるのにこんなところで自身を失ってキャリアを台無しにはして欲しくない。今は環境を変える必要があるだろう。批判に晒されない中堅クラブで少しずつ、自信を取り戻す時間が必要なように思える。この辛い経験を糧にもう一度CLという大きな舞台に帰ってきて欲しい。
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