ゴールラッシュ再開、イタリアで
誰もが待ちに待った瞬間が訪れただろう。セリエA第4節ユベントス対サッスォーロの後半5分、ユベントスのコーナーキック。ファーサイドに流れたボールをDFがGKに向けてヘッドでパス。しかしこれがポストに当たり、ユーベFWの目の前へこぼれる。押し込んだのは、クリスティアーノ・ロナウド。セリエAでの初ゴールとなった。
開幕3試合全くゴールがなく、不満そうな表情ものぞかせていた。ユナイテッドからマドリーに籍を移してから、約10年スペインでプレーしていたからイタリアの水に慣れるのは当然、時間がかかってしまうだろう。しかし、当然ながらロナウドにかかる期待は非常に大きなものになっており、すぐに数字で表れる結果を求められる。しかしまだまだ連携に時間がかかるだろう。
監督のアレッグリも最適なシステムを見出せずにいる。開幕戦は4−2−3−1のストライカーのポジションで先発。コンディションはかなり良さそうではあったがチームメイトとの連携がまだまだで結局はゴールに関与することはできなかった。2節以降、マドリーで主戦場だった4−3−3の左ウィングで出場。真ん中にはポストプレーを得意とするマンジュキッチ、右にはD・コスタという組み合わせになったが開幕戦より機能性を感じられた。しかし、3節ではパフォーマンスを落とし批判の声が上がり始めた。もうこれ以上は待てない、誰もがゴールを待ち望んでいる。そんな状況で代表ウィークに突入。
しかしロナウドは、コンディション調整のために辞退。万全の状況で迎えたサッスォーロ戦。前半から動きにキレがあり、ゴールに向かう姿勢を見せ続けた。そして、待望のゴールを奪って見せた。ユベントススタジアムであのお馴染みのゴールパフォーマンスを見せつけた。
このパフォーマンスを見る回数が増えれば当然、悲願のCL制覇の可能性が高まるのだ。古巣からチャンピオンの座を奪うべく、ロナウドの新章が幕を開けた。
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